南海トラフ地震死者40万人と関西大教授が試算・・・学ぼう!「森の防波堤」 津波対策・防災意識後世へ

東日本大震災以降、南海トラフの巨大地震を想定した試算が次々と報告されてきましたが、昨日、また新たな発表がありました。

「備えあって憂いなし」とはいっても、想定内に入ったy海沿いの皆さんの心中は穏やかではないことでしょう。

以前、宮城県の山元町のボランティア活動時に視察してきたことで、ぶろぐにもご紹介しましたが、撤去できずに積まれた瓦礫の山が、3月から5月のわずか2カ月間で、雑草に覆われ、緑の小高い丘になっていました。

http://ykeiko.at.webry.info/201205/article_2.html

でも、この小高い丘が、「森の防波堤」として、 津波対策・防災意識を後世に残すことになると、宮脇昭・横浜国立大名誉教授が提案していたのです。

そして、すでに巨大地震による津波が想定される中部地方では、部品工場が実験植樹に踏み切るなど津波対策で「森の力」を再評価する動きが広がっているそうです。

大きな予測が出るほど、無力さを感じてしまうものですが、。宮脇先生によると、埋めたがれきの隙間(すきま)に樹木の根が絡み合い、酸素も供給されることから、丈夫な森ができるとのこと、さらに、樹木の波砕効果で津波の威力を減衰させ、引き波で人や家屋が海に流されるのを防ぐのだそうです。

ある程度の高さの森林なら、そこに上るだけでも命を助けることができるのかも知れませんね。

山元町の海岸でも海沿いに植えられていた松?は、傾き、枝葉はなくなっていましたが、張り巡らされた根っこがあるので、残っていたのも見てきました。

こんな自然の力から、たくさん学ぶものがあるのかもしれませんね。

人工的な植樹や森づくりは、海に囲まれた日本の素敵な風景も壊さない、素敵な防災対策のように思えてきました。


今回は、昨日発表されたニュースと、宮脇昭・横浜国立大名誉教授が提案していた関連のニュースをご紹介したいと思います。




南海トラフ地震死者40万人、関西大教授が試算

読売新聞 7月6日(金)21時5分配信

 東海、東南海、南海地震などが同時発生する「南海トラフの巨大地震」で想定される死者数は、静岡県から高知県の太平洋沿岸を中心に最大で約40万人に上るという試算を、河田恵昭・関西大教授が6日、大阪市で開かれた講演会で明らかにした。

 河田教授は、同地震による人的被害の想定をまとめる内閣府の作業部会の代表で、8月下旬に公表される予定の死者数の想定も同規模になるとの見通しを示した。

 東海・東南海・南海の三連動地震(マグニチュード=M8・7)による最大の死者数に関する従来の推計は、国の中央防災会議が2003年にまとめた約2万5000人だった。東日本大震災を機に内閣府は、南海トラフで起きる地震の規模をM9・0に引き上げ、今年3月に最大震度と津波の高さの予測を公表。現在、死者数など新たな被害想定の策定も進めている。

 河田教授は、ほとんどの人が自宅にいて避難が難しい真夜中に巨大地震が起きたと想定。最大震度6弱以上が予測される地域の人口を4700万人とし、東日本大震災の津波や過去の大規模地震時の死者数などをもとに推計した。その結果、津波による死者は静岡、愛知、三重、和歌山、徳島、高知の6県の太平洋沿岸で約36万人。地震では大阪府や兵庫県なども含め約4万7000人が亡くなるとした。







特集:「森の防波堤」再評価 津波対策・防災意識後世へ 東日本大震災の教訓生かし、被災地自治体など計画

毎日新聞 2012年05月05日 東京朝刊

 がれきや破材を活用した盛り土の上に森を作り、津波を減衰させる「森の防波堤」構想が動き出した。国は海岸防災林づくりへの導入を決定し、東日本大震災の被災地では、計画づくりに着手した自治体もある。巨大地震による津波が想定される中部地方では、部品工場が実験植樹に踏み切るなど津波対策で「森の力」を再評価する動きが広がっている。【山本悟】

 森の防波堤構想は震災直後に、宮脇昭・横浜国立大名誉教授が提案した。宮脇さんによると、埋めたがれきの隙間(すきま)に樹木の根が絡み合い、酸素も供給されることから、丈夫な森ができる。樹木の波砕効果で津波の威力を減衰させ、引き波で人や家屋が海に流されるのを防ぐ。

 林野庁の検討会では高さ3メートルの津波を想定した場合、林帯幅50メートルで津波の水流圧力はほぼ半減し、100メートルでは3分の1に低減されるとの予測データが示された。

 今回の津波被災地では、漁船や車、コンクリート片などの漂流物が林の中にとどまり、背後の住宅地を直撃するのを防いだ例が数多く報告された。いずれも平地の海岸林での事例で、「盛り土した森の場合は、さらに津波を弱める効果は高まる」(同庁治山課)という。

 野田佳彦首相は4月23日、がれき処理促進と津波対策の両面で防災林を整備する方針を表明した。

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