サッチャー元首相 1979年の総選挙前、“鉄の意志”で9キロの減量 はカーボカウント食だった

“鉄の女”が成功 卵ダイエット “糖質制限食”のお手本

2月11日の朝刊に
 英国のサッチャー元首相(84)が1979年の総選挙前、“鉄の意志”で9キロの減量に成功した2週間限定の卵ダイエット。そもそも卵はコレステロールが高く、大量摂取は健康に悪い印象を受けるが健全な減量に卵は有効なのか? 公表されたサッチャー元首相のダイエットメニューを専門家に検証してもらった。(小川真由美)
2月11日7時56分配信 産経新聞

というような記事が出ています。

サッチャー財団が先月、ダイエットメニューを公表した。多い日は1日6個の卵を食べ、肉も週4日登場。減量中とは思えないメニューだが、検証したのはカーボカウント管理栄養士の大柳珠美さんがコメントしています。

この2日後の13日(土・東京)と、1週間前の6日(土・名古屋)に、日総研さん主催のセミナー「糖尿病・メタボの栄養指導とカウンセリング〈超入門〉 」を開催したばかりなので、超タイムリーな記事でした。

http://ykeiko.at.webry.info/201002/article_2.html

「メニューを見ると、パンやパスタなど糖質を多く含む主食が極端に少ない。さらに間食禁止のため、クッキーやケーキなど菓子類もなし。卵や野菜にも糖質は含まれるが、このメニューではインスリンが分泌される量ではないという。

 このため、高タンパクの卵と週4日の肉類は1日に必要なエネルギーを補充するために不可欠。糖質を制限しているため、ステーキを食べている間も体は脂肪を燃焼させているという。

 さらに特徴的なのが食べ合わせだ。ホウレンソウなど青菜は糖質が低め。大根や白菜、キャベツなど白野菜は加熱すると食べすぎて糖質を多く摂取してしまう。ダイエット時は青菜をたっぷり、根菜類や白野菜はサラダなど生で食べる。

 果物は血糖値を上げずにすぐエネルギーになる。中でもグレープフルーツは糖分が少なくビタミンCが豊富なのでおすすめ。少し前にブームになったバナナはデンプンが多く、主食代わりになるので控えた方がよいという。アルコールはウイスキーや焼酎など血糖値を上げない蒸留酒。今なら糖質ゼロの発泡酒でも代用可能だ。」

とは大柳さんのコメント


実は、30年前から
こんな研究がすすめられていたことをご存知でしょうか?

1983~1993にかけて米国で行われた DCCT研究(Diabetes Control and Complications Trial) という大規模研究で用いられたのがカーボカウント食だそうです。

当時の平均HbA1cは9%レベル これが7%レベルに改善し、話題になった有名なトライアルでした。

ただし、この時は普通のダイエット食と、カーボカウント食を比較したわけでもなく、食事効果よりもインスリンの強化両方のほうが脚光を浴びたので、残念ながら糖質を制限することの効果については触れられていませんでした。


当時、健診センターの栄養相談室に勤務していた私は、この研究のことをかいつまんで話し、患者さんの動機付けに活用していたことを思い出しました。


同じく、1980年代にドイツのデュッセルドルフで「食べ物の炭水化物の含有量(グラム単位)にインスリンの単位を合わせる。」というぷrp倉もの研究がスタートし、イギリスやロシア、ルーマニア、南米などの諸国でトライアルが継続しています。

特にイギリスでは予算もとれて、2000年2月より本格的にイギリスの医療システムに合った教育プログラムを作る研究が行われていました。

これが、「食べたい物を、食べたい時に」という DAFNE(Dose Adjustment for Normal Eating )の研究です。

DAFNEの成果は、イギリスの医学誌BMJ 2002;325:746(5 october)に発表され、一躍話題になりました。

サッチャーさんのダイエット効果が、イギリスの研究の予算確保に貢献したかも・・・と思うのは私だけでしょうか?


30年前に実施したサッチャーさんの卵ダイエット法は、当時の日本でもブームになり

「グレープフルーツダイエット」「卵ダイエット」として多くの女性が飛びつき

結果は、卵のとりすぎで肌がぼろぼろ(アレルギー反応のアトピー発生)やリバウンド現象などで、いつのまにか姿を消して言ったことを覚えている方もいらっしゃるでしょう。


サッチャーさんのダイエット方法は、ちょっと極端ですが、ダイエットとして成功したのは選挙のために2週間以上は続けなかったことです。(このメニューの製作者?(多分いたと思いますが)も、2週間以上の実施を禁じています。


もし、これをダイエットとして取り上げるなら

卵だけに頼るのではなく「肉や魚、大豆製品」も上手に取り入れて、糖質をまったくゼロにせず、適切な量を摂取していくことでしょう。



「どんない理にかなったやり方でも正しく活用しないと、悪評が立って終わってしまう」

そういうことになってほしくないと思うのは、実は糖尿病の患者さんにとっては、このカーボカウントは福音書にもなるであろうと思われる方法だからです。


糖尿病の患者さんのためのカーボカウント食も、今後、その辺のバランスがどんどん検証されていくことになると思われます。

現在は、まだ糖質をどのぐらいまで制限できるか。

脂肪はどのくらいまでなら安全か。

先駆者といわれる先生方の間や、学会などでこの辺の論議が行われ始めた段階です。


今、研究でこれがよいといわれていることでも、覆ることがあるということを知っていてください。

カーボカウントは、米を主食としない欧米諸国で考案され、普及してきています。

主食を多く食べてきた日本人には、日本人にあった普及の仕方を工夫していく必要があると考えています。



多くの栄養士さん、しっかり学んで「これだ」という事例を増やしていってください。


そして、こ難しくしないで簡単にやれる方法を身につけていって欲しいと願っています。


サッチャー元首相のダイエットメニュー

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0.5単位お食事カード・・・これで栄養バランスの学習ができますよ!!

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