小学生のジャガイモ ソラニン中毒、また発生してしまいましたね

2009/07/21のブログで「校内栽培ジャガイモで児童が吐き気・・・」で関連の記事を書き込みしていましたが

http://ykeiko.at.webry.info/200907/article_14.html

近隣の町の小学校で、また同様の事故が起こってしまいました。

残念です!!

学校の体験学習に米作りや芋作り、味噌作り

もっと、もっと取り入れていって欲しいと思っているのです。

今回のように集団中毒が起こってしまうことで、学校や親御さん、子どもたちにまで、ブレーキがかからないことウォン祈っています。

同時に、小学校の先生!!

ジャガイモの毒性に対して、改めて正しい知識を持ってください。


もう一度 2009/07/21 の書き込みの部分を 転記します。

ソラニン (solanine) とは主にジャガイモの表皮や芽、ホオズキなどに含まれるステロイドアルカロイドの一種。
現在は、ポテトグリコアルカロイド(PGA)と呼ばれ、α型-ソラニンとα型-チャコニン(カコニン)が該当する。

自然毒にはたくさんのものがあるけれど、ふぐのテトロドトキシンも、ジャガイモのソラニンも、青梅の青酸カリも、ほおずきや彼岸花の根のアルカロイドも・・・・子どものころから祖母や親から語り次がれて
栄養学校で学ぶ前から・・・なんとなく、気をつけなければいけないものだという豆知識を持っていたような気がする。

今、親子で、或はおばあちゃんと一緒に台所に立って、或は畑いじりや庭いじりをしながら、こんな生活の智恵を教えてもらうことはなくなってしまったんだろうなあ・・・・。

奈良県の小学校の児童さんだったけど、ジャガイモを食べたのは6年生の児童48人と教諭ら8人。このうち児童23人が嘔吐(おうと)したり、腹痛を訴えるなどの症状を訴え、17人(男9人、女9人)が病院に搬送されたということなので、大事には至っていなかったのが幸い。

じゃがいも1個を100gとすると1個あたり12,000μg(=12mg)のアルカロイドが含まれるといわれています。
200~400mgのアルカロイドで中毒になるとすると、これは、じゃがいも約1.7~3.3kgに相当するので、市販品のじゃがいもで食中毒を起こすことはまずありません。

ただし、子供は10分の1程度のアルカロイド量で中毒をおこす可能性があるため、170g~330gというと2~3個で危ないということになるのかな・・・。

だから、皮をむくか、大量に食べないようにする必要があります。

皮ごとフライドポテトにしてたくさん食べてしまうことってありませんか?

今回のように、家庭菜園や、学校菜園でうまく作れなかった芋は要注意ですね。

未熟な芋や、日光にあったって緑色になっている部分の毒素量は多いようです。

市販品のじゃがいもで食中毒をおこすことはほとんどありません。

しかし、平成10年以降、全国の学校で12件のジャガイモによる食中毒が発生しています。

一体、どうしてなのでしょうか??

平成18年7月、都内の小学校で栽培したじゃがいもを食べたことにより腹痛、吐き気、喉の痛み等の症状の食中毒が起きました。この事例では、児童が栽培した未成熟な小さいじゃがいもを皮ごとゆでて食べており、残ったじゃがいもを調べたところα-ソラニン、α-チャコニンが多く含まれていることがわかりました。
これは市販じゃがいもの約6倍に相当する量です。(東京都安全研究センター)。


調理することで、アルカロイドは減らせるか・・・・

① 15分間ゆでる→減りません。

②500Wの電子レンジで2分間加熱→15%程度減ります

※ただし電磁波の強さ、時間、加熱容器の材質、形状や置く位置など条件によって減少量は変化します。


③油で揚げる→150℃・5分では減りません。

つまり・・・  
調理によって、未熟なじゃがいもや芽の部分などの毒素が完全になくなるということはありません。
(参考文献:1990.2 食衛誌 Vol.31,No.1)


毒素は、じゃがいもの皮の部分(皮層部)に多く含まれ、可食部(髄質部)に含まれるのは皮の10分の1以下だそうです。

だから、ジャガイモの皮を1mmむくと、アルカロイドは可食部から検出されません。

ジャガイモは皮をむいて、芽はしっかりと取り除いて用いれば、まったく心配の要らない食品です。


ジャガイモは、茎の部分が芋になるので、光に当たると緑色になってしまいます。

光に当たるとクロロフィルが作られ表面が緑色になるほかアルカロイドも表皮の近くに作られるのです。

注意が必要 なのは、たとえ表皮が緑色になっていなくてもアルカロイドが多く作られていることもあるということです殻、やはり皮はむいたほうがいいですね。


家庭菜園では、間引き等、適切な世話がきちんとして、しっかり土盛りをして育てましょう。




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この記事へのコメント

  • 緑がかりのじゃが皮ごと10個食べて不安になった人

    ありがとうございました。
    ここに辿りつくまでに色々情報を得ましたが、いいまとめand確認ができました。
    とても役立ちました。
    2010年03月24日 03:01
  • 緑がかりのじゃが皮ごと10個食べて不安になった人

    PGAは水に溶けるとか、だから茹でるとある程度ぬけるとか見かけましたが、そうでもないのでしょうか。
    >②500Wの電子レンジで2分間加熱→15%程度減ります
    このレンジを使ってというのは、ラップでじゃがを包んだだけのものでしょうか?
    それにしても電磁波である程度分解できるとは驚きました。レンジの新たな一面を知りました。

    これを聞いておかなければ・・・
    中毒症状はだいたいどのくらいで出るものなんでしょうか?
    2010年03月24日 03:18
  • ykeiko

    書き込みありがとうございます。
     お尋ねの件ですが、ちょっと昔の専門関係の本には「加熱により・・毒性を失う」と書いてあるものがで、そのような見方もあるのでしょうが、正確ではないようです。
    毒素は熱に比較的安定しています。
    実際にはゆでて食べで中毒が発生していますので、ゆでても駄目と認知しておいたほうが良いと思います。

    ご紹介した実験結果は(参考文献:1990.2 食衛誌 Vol.31,No.1)に紹介されたもので、方法に詳細は分かりません。

    小学校での事故が続いている原因は、
    アルカロイドの中毒量は一般的に200から400ミリグラムと言われていますが、子供の場合はその10分の1の20ミリグラム程度

    子どもが、未熟な子いもを、皮ごとゆでて薄皮をむいて、或は皮ごと食べたことが原因です。(子どもは2~3個で危険量に達します。大人は約1.7~3.3kgですから、10個くらい食べても問題ありませんね。)

    1mm以上皮をむいたり、目の部分、青い部分を取り除けば問題ないといわれています。

    中毒症状は、個人差もありますが、喫食直後から20分程で、腹痛、吐き気、おう吐、下痢、疲労感、めまい、喉の痛みなどの症状を呈すといわれています。

    詳細は
    http://www.tokyo-eiken.go.jp/topics/solanine/index.html
    2010年03月24日 05:01
  • 緑がかりのじゃが皮ごと10個食べて不安になった人

    無事にこうやって書き込みしてます。
    はい元気です。
    あれから少し頭痛がするか?と思いましたが、心理的ものだった可能性の方が大きいですね。

    じゃがいものことをさらにしっかり知ることになりました。
    というか、こんなにきちんとお返事をいただけるとは・・・
    感謝感謝。
    とても勉強になりました。
    2010年03月24日 22:44

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